椎間板について
2023/04/16
椎間板について
椎間板内の圧力が高くなる動作は腰痛を引き起こす危険性が高い
背骨(椎骨)の個々の間には椎間板という組織があります。聞いたことがないという方は少ないと思います。「椎間板ヘルニア」とは何らかの外力によって椎間板の線維輪を傷つけ、中にある髄核が椎間板外に飛び出してしまうことです。飛び出した髄核が神経根や脊柱管を圧迫し、炎症が起こると、痛みや痺れが出たり、筋肉が麻痺してしまうこともあります。今回はこの椎間板について解説したいと思います。
椎間板を傷めてしまうと
圧力に抵抗して耐えられない
例えば「椎間板ヘルニア」になると、線維輪は一部壊れてしまいます。そうなると椎間板内圧は上がらなくなるという報告があります。上がらなかったら良いのではなく、椎間板としての機能が低下してしまっていることを意味しています。穴の開いたボールにいくら空気を送っても膨らまないのと同じです。クッション性が失われてしまうのです。
若いころは線維輪の水分もしっかりあって元気ですから、少々の圧力でも耐えることが出来ます。よっぽど強い外力(交通事故やスポーツ)が加わらなければ破損しませんでしたが、一度線維輪が傷つけられると、加わった圧力は髄核を容易に外へ大きくずれることになります。それが周りの組織へ大きな負担になり腰痛が起こっていると思われます。
高齢者の方はとくに椎間板を傷めないように気を付けましょう
腹筋と背筋を鍛えて腰部にかかる圧力に耐えましょう
先ほども申し上げた通り、若いころと違って、年齢を重ねると椎間板の水分量は減ってしまい、傷つきやすくなります。特に重量物を持って身体を捻じると簡単に傷ついてしまいます。椎間板内圧を上げないため、じっと寝ていればいいのかと思いますが、動かさなければ、血管を持たない椎間板は、栄養が届かず変性してしまいます。荷物を持ち上げる時は、
1)膝を曲げて持ち上げる
2)荷物は体に近づける
3)持ったまま身体を捻じらない
このようなことが大切です。
西宮・芦屋で自費型訪問リハビリはポップスタイル
経験豊富なセラピストが皆様のご要望に全力でサポートします
----------------------------------------------------------------------
POPSTYLE
〒662-0856
西宮市城ケ堀町3-1 3F
電話番号 : 0798-38-1239
誠実対応の訪問看護を西宮で実施
西宮で運動機能回復訓練を支援
西宮で快適な日常生活をサポート
----------------------------------------------------------------------