セルフ・エフィカシーを高める

ある目的に向けて遂行できると、自分自身の可能性を認知している状態を、自己効力感と呼びます。この状態が高いということは「自信を持っている」ことになります。英語では、セルフエフィカシーと言います。

カナダの心理学者、アルバート・バンデューラ氏の「社会的学習理論」で登場した概念で、バンデューラ氏自身は、「ある特定の成果を生み出すために必要な一連の行動を体系化し、それを遂行する能力についての信念」と定義しています。

１．自分自身に対する自己効力感

自分の行動をコントロールすることを目的としている。失敗しても立ち直って挑戦したり、プレッシャーを力に変えていく集中力を持つことが出来ます。スポーツアスリートにあることで一般的に知られています。

２．社会的な自己効力感

対人関係を良好に築けることを思っていられる。親戚や友人、会社の上司や同僚との関係もこれに含まれます。ビジネスにおいて力を発揮できるところでしょう。

３．学業的な自己効力感

受験や資格取得のために粘り強く勉強を前向きに進めることが出来ます。絶対合格！有名塾ではこういった気持ちにさせてくれるのでしょうね。

１．成功経験：自分が設定した目標が達成されると意欲は高まります。　　　　　　　　　　　　　　　　小さな目標を段階的に設定して成功体験を積み重ねることが一番効果の高い方法です。

２．代理経験：自分と似た境遇の人が上手くいった事実を自分に置き換える方法です。「あの人でもできたのだから自分でもできそうだ」と思えることが自信につながります。

３．言語的説得：ボクシング映画などでよくある「お前は強い！絶対勝てる！」という言葉をもらうことで自信に繋げる方法です。

4．生理的情緒的高揚：ワクワク、ドキドキといった気持ちの高まりをもつ　こと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５．想像的体験：成功をイメージすること。スポーツ選手がよく行っている方法です。

日々リハビリに関わっていると、利用者さまの気持ちの持ち方で、筋力や筋緊張、耐久性そして姿勢にまで影響がでます。

ほんとによくわかるのです。「今日は（気持ち的に）元気だな」って。

また病院に行って検査結果が出るまでは身体が重く何となくしんどくても、検査結果が問題ありませんと医師から聞くと、とたんに身体が軽く元気になることってありますよね。

リハビリだけでなく生活の中でここぞというとき、　　　　「I can do it！」ですね。