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熱中症予防について(特に車椅子を使って外出される方は要注意です)

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熱中症予防について(特に車椅子を使って外出される方は要注意です)

熱中症予防について(特に車椅子を使って外出される方は要注意です)

2022/06/06

西宮・芦屋で自費型の訪問リハビリをさせて頂いている中西です。

朝晩は涼しいですが日中はもう真夏のような暑さですね。今年の夏もとても暑くなるそうです。

ご存じのように毎年熱中症で救急搬送される方が増加しています。年齢的には65歳以上の方がとても多いのですが、そのほとんどが室内で発症し、そのうちの9割はエアコンを(使えるのに)使っていなかったそうです。屋外だけでなく、室内でも室温の管理とこまめな水分補給を心掛け予防に努めましょう。

夏のアスファルトはとても熱く、ワンちゃんの散歩もできません。同様に車椅子を使って外出される方は特に注意が必要です。地面との距離が短く、お尻から背中を布で覆っているようなものなので、非常に熱がこもりやすくなっています。個々の体調や体質、環境や慣れも関わってきますので注意が必要です。

 

以下に熱中症の基礎知識と対策などについてまとめています。是非参考にして頂き、この夏を乗りきりましょう。

 

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。

脳を含む重要な臓器は、37℃以下で一番うまく働き、体温が高くなると機能しにくくなります。また、汗をかいて体から水分が減少すると、筋肉や脳、肝臓や腎臓などに十分に血液がいきわたらないため、筋肉がこむら返りを起こしたり、意識を失ったり、肝臓や腎臓の機能が低下したりします。こうして体の調子が悪くなって、熱中症が引き起こされるのです。

●熱中症の症状 : めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う

●重症の症状 : 返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い

            ⇒救急搬送が必要になります

 

<注意>

暑さの感じ方は、人によって異なります。その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響します。体調の変化に気をつけましょう。高齢者や子ども、障害者・障害児は、特に注意が必要です。子どもは体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給しましょう。暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを使って温度調整するよう心がけましょう。熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないようご注意ください。気温や湿度の高い日には、無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使いましょう

屋外では日傘や帽子の着用し、できるだけ日陰を利用し、こまめな休憩を取りましょう。

からだの蓄熱を避けるためには、通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用し、保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、時々からだを冷やしましょう。

水分補給は室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する。

 

<手足・体幹に障害のある方(特に車イスを利用する方)が気をつけたい項目>

① 車いすを利用する方は地面からの照り返しで熱を受けやすく、背中とお尻が車いすと密着してい 

  るため熱がこもります。冷却グッズを活用しましょう。

② 車いすを利用する方など障害のある方は使えるトイレが限られます。そのため、水分を控えてしまうことが

  あるので脱水症状になりやすくなってしまいます。こまめに水分を取りましょう。

③ 頸髄に損傷がある方は発汗障害を抱えている場合もありますので汗が出せず、体温が下がりにくいです。

  冷却グッズを活用しましょう。

④ 外出先では出来るだけ直射日光の当たる場所を避けて、室内や日陰などでこまめに休みましょう。

⑤ 気温・温度の高い中でのマスク着用は要注意です。野外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場

  合には、適宜マスクをはずましょう

 

熱中症予防×コロナ感染防止

マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、体温調整がしづらくなってしまいます。

体調に応じて、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。

                                                          参考:厚生労働省HP他

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