すくみ足の原因と対策について
2025/05/29
●すくみ足とは
すくみ足や小刻み歩行は在宅でのリハビリを担当しているとよくありう症状です。
歩き始めや方向転換、初めての環境、狭い場所や目的に近づいたときなどに、急に足が床に貼り付いたようになり、足が出なくなったり、小刻みにしか足が出なくなったりしてしまいます。
●すくみ足の原因
一般的に、パーキンソン病や多発性脳梗塞などで起こるパーキンソン症候群に罹患している方によく見られます。はっきりした原因は分かっていませんが、中脳の黒質ー線条体回路のドーパミン系の障害、すなわち基底核の障害であると考えられます。基底核は運動制御や学習、報酬、情動、認知などの高次脳機能に重要な役割を果たしています。
基底核の障害から姿勢や筋緊張の制御が上手く行えず、重心のコントロールが適切に行えないようになります。例えば、健常であれば、右足を前に出そうと思えば、左下肢に重心がしっかりのった状況でバランスがとれていることが必要ですが、右足に体重が乗った状況で右足をステップしようとするので、足を床から離せない、離すと転倒してしまう恐怖心もあります。基底核は情動にも関与していますので恐怖心は大きなものになり、筋肉は硬く緊張してしまい、更に動けなくなるという悪循環に陥ってしまいます。また手すりに摑まろうとすると足が止まってしまいます。習慣的な動作や自動的な運動(姿勢や交互運動)が障害されているので、複数の動作を同時にできない事態になってしまうと考えています。
●すくみ足のリハビリ
①視覚的な情報
大脳皮質などでの運動プログラムには感覚情報を基に作られています。出来る限り多くの情報を入力してあげることが必要になります。その1つが視覚情報になります。床に等間隔にテープを貼り、それを跨ぐように歩くとステップしやすくなります。
②声掛けや号令
「1!2!、1!2!」や「右!左!、右!左!」など声をかけることで、一つの合図(きっかけ)の役割となり、動作がしやすくなります。
③決まった動作パターン
例えば、歩き出すときは「右足から」、方向転換時におく「足の位置」や手すりをもつ「タイミングやパターンを決める」など、法則を決めてあげると心に余裕も出て動作がしやすくなります。
また歩行時のすくみ足の症状が強い時などは、「今から6歩だけ歩きましょう」と、歩数を決めると比較的症状を抑えることが出来ます。
④焦らせない
介護者が動作を促すときに、本人が焦ってしまうような声掛けは逆効果になります。「ゆっくりで大丈夫」といった気持ちになるように声掛けすることが大切です。
⑤転倒には最大限の対策
一度転倒を経験すると、また転倒するリスクも上がりますし、骨折などで安静を余儀なくされることと、恐怖心で運動機能が大きく低下してしまいます。
適切な位置への手すりの設置や安全な動作の指導が重要になります。
●おわりに
パーキンソン病だけでなく、症状のレベルの違いがあっても、小さな脳梗塞や認知症、高齢者で同様の症状が存在することがあります。転倒防止や症状の改善を目的に適切にリハビリを行いましょう。
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