筋肉の同時収縮について
2024/12/04
筋肉の収縮で関節は動く
大腿四頭筋が収縮すれば膝が伸展(伸びる)します。
その際、膝を曲げる筋肉(ハムストリングス)は弛緩します。
逆の動きの場合は、収縮と弛緩が入れ替わります。
関節を固定(安定させる)するためには同時収縮が必要
膝が少し曲がった状態で体重を支える場面などでは、膝を伸ばす筋肉と曲げる筋肉が同時に働くことで可能となります。
逆に、関節運動を必要とするときに同時収縮の程度が大きくなると、関節が固定されて動かなくなってしまいます。脳卒中で痙性(筋肉の緊張が異常に高くなってしまう現象)が強い場合には、適切でない場面で同時収縮が起こるので関節が固まった状態になってしまい、動作に大きく影響してしまいます。
同時収縮をうまく使って動作が円滑にできます
膝関節や股関節(骨盤)は固定(安定性)が必要になることが多いです。
特に体重が下肢にかかる時、歩行も含めて立ち上がっているときははほとんどすべての動作で必要になってきます。
股関節を外側へ開く筋肉は中殿筋ですが、内転筋もとても大きな筋肉で、骨盤を安定させるために重要になります。脊柱(体幹)の安定性には脊柱起立筋と腹筋群が協調よく働くことが必要になります。
リハビリ場面では
必要な同時収縮を促す運動と動作を邪魔するような筋収縮は緊張を和らげるようにしていきます。
始めは意識して行っていきますが、徐々に回数と速度を調子しながら無意識にできるようにしていく。
なかなか難しいことではありますが、触診しながらになりますので始めはセラピストがチェックしながら指導することが必要になります。
筋力が強いだけでは動作(日常生活動作)は円滑にできないのです。
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