脳卒中のリハビリ5
2024/04/19
歩行の自動化を可能にするCPG
健康な人であれば、
歩いているとき「右の足に体重をかけて」「左足を前に出して」「左に体重を移動させて」「今度は右足を前に出す」などといったことをいちいち考えていません。
身体を動かすには大脳からの指令が必要であることは分かっていますが、
何も考えずに歩けるのはなぜなのでしょう?
それは脊髄内に
「中枢パターン発生器(Central pattern generator:CPG)」
という機能が備わっているからなのです。
歩行時のリズムや速度、歩行パターンを脊髄レベルで自動的にコントロールして運動が行えているのです。
もしこういったシステムがなければ、どうなってしまうでしょうか?
散歩に行くだけで、脳はかなり忙しく働き、多くの筋肉にうまく指令が送れなくなってしまいます。
そうなると、歩いているときに他のことが出来なくなってしまいます(例えば、「散歩しながらお話しする」など)。
高位中枢(大脳皮質)の負担を軽減しているのです。
脳卒中になると、こういったシステムが上手く作動しないため、歩行が円滑に行えなくなってしまうことが多いのです。
CPGの発動には
①体重をかけた時に刺激される腱などからの情報
②筋肉が伸ばされたときの感覚情報
などが必要になります。
脳卒中で麻痺が出て、歩きずらくなったり、歩かなくなる方は多いと思います。
少しでも歩けるように、また楽に歩けるようにと思われるなら、しっかり歩く練習をしましょう。
ベッド上でストレッチしたり、運動するだけで歩けるようにはならないのです。
良く歩ける方をみていると、やっぱり良く歩く練習をしていらっしゃいます。
上記のように、下肢に体重をかけて、歩行動作を頻回に行うことで、CPGは刺激されるのです。
一人では難しいこともあります。
リハビリを指導する方から指導を受けながら行っていきましょう。
必ず効果はあるはずです。
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