ステップ練習で転倒回避:西宮・芦屋・東灘区で自費リハビリをご希望の方。ご相談ください。
2022/09/05
私自身、病院勤めも長かったものですから、病院の廊下やリハビリ室、病室などで患者様が転倒される瞬間を目撃することもありました。
転倒すると高い確率で骨折を伴います。骨折がきっかけに寝たきりになることもありますし、実際かなり体力的には低下してしまうことになります。
だれも転びたいと思って転んでいませんが、極力転ばないように対策したいものです。
転倒で受傷しやすい骨折
1)大腿骨頸部骨折:一番多い骨折です。尻もちをついたときや横方向に転んだときに受傷します。股関節に近い大腿骨の丸い部分に続く首の部分が骨折します。骨折した場所によって人工骨頭置換術が適応になります。
2)脊椎椎体圧迫骨折:尻もちをついたときに発生することが多いです。強い腰痛があり起居動作がかなり困難になります。一般的に体幹をまっすぐにする装具を作成し、寝る間も装着します。しっかり装具を付けないと骨折した部分で背骨が前に曲がってしまうことになります。リハビリでは背筋をしっかり鍛える運動が行われます。
3)橈骨遠位端骨折:前に転倒した際に手をついたとき、手首のところで骨折します。変形が強い場合は手術で固定しますが、そうでない場合はギブス固定で安静にします。骨が癒合した後はリハビリをしっかり行い手首の可動域を広げていきます。
4)その他:肩から転倒した場合は「上腕骨近位端骨折」や「鎖骨骨折」などが発生します。
転倒しないためにステップ練習
両足で支えている地面の部分(支持基底面)から重心が外れてしまったときに転倒してしまいます。
重心が外れた方に1歩しっかり踏み出すことが出来れば(新たな支持基底面)、転倒はしません。
転倒される方はその1歩が「遅れる」「小さい」または「出ない」ことが原因です。
色々な方向に足を出す練習を日頃からメニューに入れていただくと、万が一の時に役立つかもしれません。
1)サイドステップ:「真横に足を出して戻す動作」を左右行います
2)フロントステップ:「前方に1歩踏み出し、また戻す動作」を左右行います
3)バックステップ:「後方に1歩下げ、また戻す動作」を左右行います
4)クロスステップ:例)右足を外側に出す⇒左足を右足の前を通り踏み越える⇒右足を外側に出す
⇒左足を右足の後ろを通って踏み越える⇒右足を外側に出す
安全のために手すりや何かにすぐにつかまれるような環境で実施しましょう
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