安静臥床の長期化の悪影響は大きい
2024/12/18
安静臥床による影響
脳卒中の患者様やリハビリの利用者様との関わりの中で、入院したり施設に入所したりされることはよくあることです。
ある利用者様の話ですが、施設入所前からリハビリ病院で装具を付けて歩けるまでに回復されていた方。色々な都合で3か月施設の入所を余儀なくされました。
ようやく退所されて施設に入所されたときには、とても想像できなかったほど身体に影響が出ていました。
筋力は低下し、排尿も十分できずバルーン留置、ご自分で寝返ることも起き上がることもできなくなっていました。まさに寝たきりになってしまいました。
入所中、ご家族ですら面会もできず、おそらくほとんど寝て過ごしているしかなかったのではないか。。。
安静臥床が及ぼす影響の大きさに驚きと恐怖を抱きました。
ベッドで寝ているだけ(安静臥床)で起こる影響
1)血圧調整機能が鈍麻する
2)呼吸器機能が低下する
3)筋力が低下する
4)関節拘縮が起こる
5)体性感覚機能が低下する
対策は起き上がること
ご自分で起き上がったりできる方は問題ないのですが、
そうでない方はベッドの上半身部分を上げて(ギャッジアップ)いくことになります
30~45°上げる→セミ・リカベント位、セミ・ファウラー位
45~60°上げる→セミ・シーティッド位・ファウラー位
重力がかかることで、先ほど示した問題点が改善するための刺激が入ります
呼吸循環系、運動器系、神経系、心身機能の維持・改善につながります!
褥瘡が酷かったり、腹圧をかけてはいけない疾患など身体に悪影響がある場合もありますので、医師の指示に従って離床していくことが必要です。
さまざまなお身体の問題に関して精一杯対応していきます
是非お気軽にご相談ください
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