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脳卒中のリハビリ4

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脳卒中のリハビリ4

脳卒中のリハビリ4

2024/04/03

脳卒中のリハビリ4

 

脳卒中で中枢神経系のダメージを受けると、様々な症状・障害を呈します。

その一つに「筋緊張異常」というものがあります。

特に特徴的なものに「ウェルニッケ・マン肢位」といって、

上肢は曲がってしまい、下肢は伸びてしまいがちになります。

脳梗塞や出血を起こした脳と反対側の四肢に症状が出ます。

これも筋肉の緊張状態が変化してしまい、自分の意志ではなかなかコントロールしにくいのです。

手指;屈曲、前腕;回内、肘;屈曲、肩;軽度外転、内旋

足・足関節;内反・尖足(底屈)、膝;伸展、股関節;内転

(※個人差があって様々なパターンがあります)

 

脳卒中でとても問題になるケースが多い障害です。

 

原因は筋緊張をコントロールする経路の問題で、筋肉の収縮する反射について抑制が効きにくくなったこと、

加えて、姿勢制御や情動などの制御が出来なくなったことで、さらに障害を重度化してしまっている影響です。

 

したがって、姿勢の変化や動作開始時、感情が高ぶった時などに筋緊張が大きく変化します。

 

緊張がゆるむ姿勢や、動作の速度、頑張り具合などを調整し、動作がうまく出来るようにリハビリしていきます。また動作のコツなどもありますので何度も練習し、歩行等に繋げていくことになります。

 

足が内側に曲がって爪先が下を向いてしまっている(内反尖足)とき、歩くとき足の裏が地面につかない方もいらっしゃいます。そうなると体重をかけることもできませんし、当然うまく歩くことはできません。

一般的には装具を付けて足の曲がりを矯正し体重をかけることが出来るようにします。

コツとして、とくに装具を付けない場合などでは以下の点を意識して足の裏が地面につくように練習します。

 

①踵に意識を持っていく(踵が地面につくように意識する)

②骨盤が後ろに下がらないように足の真上に持ってくるイメージ

③肩甲骨も同様に後ろに引かれないように注意

 

ご自宅で自主トレとしても可能ですので、ぜひ意識して麻痺した側に荷重できるように練習してみてください。

 

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