身長の縮み
2022/07/04
先日毎年恒例の健康診断に行ってきました。
私自身、腰の骨を骨折した経験とそれに伴い、腰椎の側弯変形が出ています。身長が縮む原因があるのは分かっていましたが、15年前のデータと比較して“2cm”背が低くなっていました。ちょっとショックでした。
ご存じのように、子どもはどんどん背が伸びていきますが、成人は次第に背が低くなっていきます。
年をとることによって身長が縮む原因は以下の3つがあります。
①加齢そのものによる水分減少
人間の体は水が重要な成分です。水分は体重の子供で70%、成人で60%、老人で50%です。これは正常の加齢による変化です。人間の背骨(椎骨)は椎体と呼ばれる硬い骨の部分と弾力性のある円盤状のせん維軟骨からなる椎間板が交互に積み重なってできています。この椎間板の水分量が年をとるととも減少していきます。椎間板の水分量は20歳ごろには88%ですが老年になると70%になります。そのため椎間板の厚みが薄くなり身長が低くなります。
②骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折・側弯などの背骨の変形
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。前かがみでする仕事に就いている方や尻もちをついたりすると背骨の椎体の圧迫骨折をおこしてしまいます。圧迫骨折をおこすと椎体の厚み(特に前側)が薄くなり身長が低くなります。背骨の変形が起きるとさらに身長が低くなります。
③生活習慣による不良姿勢
猫背になったり、背骨が横に曲がったりすると身長が低くなります。また股関節と膝関節を曲げて立つ習慣も股関節や膝関節を伸びにくくし身長を低くします。さらに膝の変形性関節症では、膝がO脚変形になりやすく、身長を低くします。生活習慣による不良姿勢などは出来るだけ早く気づき、筋力や関節の可動域を確保することである程度改善できます。
身長が若いころと比べて50代で1~2cm、60代で2~3cm、70代以上で3cm以上低くなっている人は骨粗しょう症と姿勢のチェックを受ける必要があると言われています。
体重は家庭で計ることができますが。身長は家庭ではなかなか計りません。年に1回は健康診断で身長を計測してもらうようにしましょう。
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