多くの方がお悩みの「変形性関節症」のこと、そしてリハビリ①
2022/03/18
概要
ご存知のように人の関節は、骨と骨が合わさる部分で構成されています。骨と骨が摩擦で削れないように、人の関節には関節軟骨を始めとして摩擦力を軽減させる仕組みが備わっています。
しかし、年齢を重ねるにつれて軟骨が徐々に削れてしまい、その他にもさまざまな変化が関節に加わって関節軟骨の摩耗がひどくなると、関節の円滑な動きができなくなり、痛みや変形が徐々に出てきて、変形性関節症を発症します。発症には、遺伝、年齢、性別、肥満、職業など、遺伝因子と環境因子が関わっていると考えられています。
症状
発症は膝関節、股関節、足関節など体重がかかる部位に多く、初期段階は立ち上がりや歩行など運動負荷をかけたときのみ痛みが生じ、安静を保つと痛みの軽減が期待できます。しかし病状が進行すると、運動負荷やタイミングに関係なく常に痛みを自覚するようになります。また、変形性関節症では、摩耗した軟骨片などにより二次性に関節の袋の内側(滑膜)に炎症が生じます。滑膜炎が起こると、痛みに加えて関節内で水が貯留し、関節の腫れがみられるようになります。
このようなことが複合的に重なりあい、障害を受けた関節の動きが著しく障害されると、関節機能障害を生じて日常生活に支障をきたすようになります。
治療
一般的に整形外科でレントゲン検査、他の疾患と区別するための血液検査や関節液検査の結果から変形性関節症と診断されます。消炎鎮痛剤を服用し、ヒアルロン酸製剤の関節内注入などを定期的に行い、場合によっては装具療法や杖を持つことになった方もいらっしゃるでしょう。その他にリハビリで筋肉を鍛え、体重を落とことも効果的です。変形が強い場合や日常生活を大きく制限される方は、手術によって元気な軟骨部分で体重を支えるようにしたり、人工関節に置き換える方法がとられます。
リハビリ
痛み、関節の動きの制限や不安定性が問題になります。運動量が少なくなって筋力も低下してしまいます。また、痛みを避けた動きを続けたり、O脚などの変形から、歩容も悪くなり他の関節の痛みや筋肉の疲労も出てきて腰痛などを引き起こすことも多くなります。
リハビリでは関節周囲の筋力を鍛えること、硬く循環の悪くなった筋肉を緩めること、負担のかからない動作を習得することなどが行われます。リハビリに通っている方も毎日とはいかないので、自分でする体操(リハビリ)がとても重要になってきます。
※次回は具体的に自分でするリハビリの解説をします。
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