VOICE
未来に目標が見つかる喜びの声が多数
皆様の努力が実を結ぶように丁寧にサポートしており、今自分が何をやっているのか・これからやることがどこにどのように作用するのかといったことも分かりやすくお伝えしながら前向きな気持ちでリハビリに励めるよう努めています。「理論的説明があって納得できた」「入院期間が長くリハビリもかなり受けたがリハビリ効果の違いを実感している」との嬉しいお言葉も頂戴しております。
YM様 70歳代 女性
いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)の方です。1年ほど前から右肩に痛みがあって、日常生活に支障が出てきたそうで、整形外科で診てもらってリハビリもしたが、なかなか良くならず、POPSTYLEに依頼がありました。
何かの動作で瞬間的に右肩の痛みがでること、仰向けで少し時間が経つと痛みと痺れが少しずつ強くなること。また最近は夜間就寝時も痛みで目が覚めるということでした。
目標は「とにかく痛みをとってほしい」というご希望から、「痛みなく日常生活が送れる」をゴールしました。
肩の可動域の制限と肩前面から上腕前外側面にかけて痛みがありました。とくに腱板と言われる筋肉の一つ、そして肩前面の筋、この2つの筋肉の物理的にも一番負担のかかる部分の損傷が原因と考えました。肩をしっかり安定させる筋肉の萎縮を認められ、日常生活で右上肢をあまり使っていないことが確認できました。このままでは筋力低下も助長され、痛みと可動域制限が今後強くなる可能性が高かったために、週2回で1ヶ月、週1回で1ヶ月実施しました。
可動域制限は軽度であったため1回のリハビリでほぼ改善。原因部位への負担を減少するために①脊柱、肩甲骨の可動性拡大、②インナーマッスルの強化を実施。さらに整形外科でストレートネックも確認され、頚椎から胸椎、腰椎、肩甲骨、骨盤と治療範囲を拡大して、全身の協調性を持った姿勢や動作を獲得していきました。
集中的なリハビリは2ヶ月で終了しましたが、ご自宅では自習練習中心で継続した筋トレを行ってもらうようにしています。現在は定期的にお身体のチェックと調整をさせていただいています。
AK様 40歳代 男性
脳出血(左片麻痺)
リハビリテーション病院からご自宅に戻られる際のカンファレンスから関わらせていただきました。ケアマネさんをはじめ、介護保険の看護やリハビリサービスとも連携をとり、同じ目標を持って取り組んでいます。
運動麻痺とコミュニケーション能力の問題がありながらも、ご両親の献身的な介護とご本人の頑張りで、少しずつ良い方向に変化してきています。私も自身の経験と最近の研究結果をもとに、彼に最適な運動刺激をより多く、より効果的に入力することで、必ず良い方向に進むと思っています。
POPSTYLEのリハビリは60分週3~4回60分、毎回私も全力で実施しております。今後はベッドの生活から少しずつ離れることができるよう、ご両親でも安心して介護介助ができるようにしていきたい、また車での外出やパソコンの使用など彼の気持ちも尊重しながら進めていけたらと思います。
YT様 60歳代 男性
脳梗塞(右片麻痺)
脳梗塞で右片麻痺になって5年以上経過していますが、お仕事もされていおられとても活動的で、自主トレもしっかりされている方です。
麻痺は上肢より下肢に強く、歩行は杖を持って屋外歩行近位監視レベル。もっと安定した歩行の獲得を目指してリハビリを開始しました。今までかなり積極的にリハビリをされていたことがよくわかる身体機能でした。ただ筋出力のアンバランスがとても強く、体幹との協調的な動きも獲得できていなかったために、動作はぎこちなく不安定でした。リハビリは基本的なものに加え、正しい動き(関節運動)をしっかり認識できることを重要視しました。他動的頻回関節運動を自動運動ではできないところに加え、また100Hz程度の振動刺激を痙性の強い筋に与え筋緊張を調整しています。最近では感覚刺激を随意運動を同時に行い、獲得したい動きに対して、さらに促通していけるようにしています。歩行時の足底接地がうまくできるようになり少しづつステップアップできています。
今後も一緒に精一杯頑張っていきたいと思っています。
TM様 70歳代 女性
交通事故、右脛骨高原骨折、脛腓骨々幹部骨折および脳挫傷
60分週2回(2か月)
退院直後から、リハビリを開始させていただきました。
入院中も一生懸命リハビリを頑張っておられましたので、思った以上に、運動機能は保たれていました。ただ骨折部の痛みと腫脹、熱感が強くあり、立位時の足底荷重部位も逃避的に外側への偏りを呈していました。
それに伴い、良い方の下肢や体幹にアンバランスな筋緊張があり、姿勢が乱れ、スムーズな歩行ができない状態でした。
そこで骨折部に過負荷にならないよう注意しながら、身体全体の非対称的な感覚を解消することを第一にリハビリを始めました。
徐々に自主練習課題も増やし、卓球の動きも取り入れながら、身体バランスと筋力を強化していきました。
利用者様もとても前向きに取り組んでいただき、プログラムもスムーズに進行できたと思います。
現在は歩容もかなり改善し円滑な移動が徐々にできるようになっておられます。
自転車、卓球ができるようになることという目標もあり、今後も継続してアドバイスできればと思っています。